誘女

彼と関係を持って、もう半年になる。
誰にも知られちゃいけない関係。
いつも人目を気にしていた私たちは、この旅行で初めて手を繋いだ。
しがらみに囚われず、思い切り朝まで求め合いたい。
そんなワガママ、今夜 ...

12年前に付き合っていた彼から結婚の報告を受けた。
私も結婚はしているけれど嫌いで別れたわけじゃないし、ずっと心残りだった
だから軽く嫉妬してしまった。
一線は越えるつもりはなかったのに気持ちが昂ってしまった。 ...

三宮部長は誰もが羨むほどの美人だ。
あのキツイ性格を知らなきゃ皆が部下になりたがる。
実際問題、三宮の下で働いていた人たちはここ数年で皆、精神を病み退職してしまっている。
今では誰もが恐れ、社内では誰も話しかけ ...

僕には●校時代からの遠距離の彼女がいる。
少し嫉妬深い所はあるけれど、僕はそれでも好きだった。
このまま何事もなく結婚するんだろうなって思っていた。…あの日までは。
仲の良い女友達の和花から相談があると言われ、 ...

離婚して仕事も辞め、僕は逃げるように地元へ帰ってきた。
誰かに話を聞いて欲しくて、学生時代の同級生がやってるBARに向かった。
酔いが回り始め、楽しくなってきた頃、見覚えのある女性が一人でBARにやってきた。

上司に連れられて僕は人生初の「高級ラウンジ」へ行く事になった。
緊張の面持ちで待っているとそこへ現れたのはお店のナンバーワン「つばき」
隣にいるだけでもおこがましい気持ちになるほどの美人でまさに高嶺の花だった。

いつも集まるメンバーの中にヒカリがいる。
異性として意識した事なんてなかったけれど、
ヒカリが俺の友達に告白されてから少し見え方が変わった。
「私…アイツと付き合った方がいいかな」って相談されて
ホント ...

大学時代に酷い振られ方をしたせいで女性不信に陥ってしまった。
以来10年彼女ナシ、もう女なんか絶対信じないと心に決めていた。
そんな僕の事を何故か気にかけてくれる会社の後輩。
正直、勘違いしてしまいそうになった ...

お金が全てだと思っていた。愛なんかなくてもお金があればいいかなって。
でも、虚しかった。今の自分が本当に求めているものって何だろう。
考えても答えなんか出る筈なくて、考えれば考えるほど分からなくなっていた。
そ ...

大学4年の夏。
それぞれの進路も決まり始め、学生最後の夏を楽しんでいた。
今日も親友のトミフミとその彼女のヒカリといつもの店で飲む、お決まりのコース。
あと何回こんな風に過ごせるんだろう…なんだか帰りたくなくて ...